柏葉、暮らしの研究所

キッチン家電2026/8/24 ・ 約12分で読めます

低温調理器の選び方|実はヨーグルトメーカーが人気だった

一人暮らし時代から低温調理器を使っている筆者が、スティック型と据え置き型(ヨーグルトメーカー兼用)の違いをもとに、低温調理器の選び方を整理しました。

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低温調理で作る鶏むね肉は、本当に感動するくらい美味しいです。パサパサ感が一切なく、しっとりした仕上がりで、正直、人気ラーメン店の鶏チャーシューに近いレベルのものが家で再現できてしまいます。

自分が使っているのは一人暮らしを始めたときに母から送ってもらったスティック型の低温調理器で、今もそれを使い続けています。ただ最近、それとは別に「据え置き型」というタイプもあることを知りました。もっと低温調理にこだわりたいと思ったタイミングだったので、改めて調べてみることにしました。てっきりスティック型(湯煎に突っ込むタイプ)が主流だと思っていたのですが、実際にレビュー数を見てみると、上位には「ヨーグルトメーカー」を兼ねたタイプが並んでいて、少し意外でした。

30秒で結論

低温調理器は大きくスティック型と**据え置き型(ヨーグルトメーカー兼用)**の2タイプに分かれます。サラダチキンやローストビーフなど肉料理中心なら置き場所を選ばないスティック型、ヨーグルトや甘酒などの発酵食品も作りたいなら据え置き型が向いています。

選び方のポイント

軸1: タイプは大きく2つ

鍋やボウルに挟んで使う「スティック型(循環式)」と、専用容器に食材ごと入れる「据え置き型(ヨーグルトメーカー兼用)」があります。実際にレビュー数で比べてみると、据え置き型の方が上位に来ていることが多く、低温調理専用機というより「発酵・低温調理の両方をこなす調理家電」として選ばれている印象です。

軸2: 据え置き型は多用途

据え置き型はヨーグルト・甘酒・塩麹づくりなど、発酵食品全般に使えるモデルが多いのが特徴です。低温調理だけを目的に買うと少しオーバースペックに感じるかもしれませんが、「休日に甘酒も仕込んでみようかな」というように、料理の幅を広げたい人には相性が良さそうです。

軸3: スティック型は汎用性が高い

スティック型は手持ちの鍋やボウルをそのまま使えるので、置き場所を取らず、作る量にも柔軟に対応できます。自分が長年使っているのもこのタイプで、鍋のサイズを変えるだけで1人分から2人分まで無理なく対応できるのは地味に便利です。防水性能(IPX7など)の表記があるか確認しておくと、湯煎中の水しぶきも安心です。

軸4: 温度・時間設定の細かさ

サラダチキンは63℃前後、ローストビーフは56〜60℃前後など、料理によって適温が異なります。鶏むね肉のしっとり感も、この温度管理の精度に支えられている部分が大きいので、温度設定を細かく変えられるかは軽視できないポイントです。

実際に売れているものを比較する

据え置き型・多用途:ビタントニオ ヨーグルトメーカー

ヨーグルト・低温調理・発酵食品まで幅広くこなせる据え置き型です。

向いている人:低温調理だけでなくヨーグルトや甘酒など発酵食品も作りたい人。

向いていない人:低温調理だけに使いたい人には、専用機よりオーバースペックに感じるかもしれません。

ビタントニオ ヨーグルトメーカー VYG-60(低温調理対応)

ビタントニオ ヨーグルトメーカー VYG-60(低温調理対応)

参考価格: ¥7,920前後

  • ヨーグルト・低温調理・発酵食品まで1台でこなせる
  • 35種レシピ付きで低温調理以外の使い道も豊富
  • レビュー1,982件・評価4.67と実績豊富

レビュー1,982件という数字は、低温調理器というより「多用途な調理家電」としての支持の厚さを表していると思います。

スティック型・パワー重視:1200Wハイパワーモデル

鍋に挟んで使う自立式のスティック型です。

向いている人:手持ちの鍋を活かしたい人。作る量に合わせて柔軟に対応したい人。

向いていない人:発酵食品も作りたい人には、据え置き型の方が用途が広がります。

低温調理器 1200Wハイパワー 自立式(IPX7防水)

低温調理器 1200Wハイパワー 自立式(IPX7防水)

参考価格: ¥15,980前後

  • 1200Wのハイパワーで温度の立ち上がりが早い
  • IPX7防水・タッチパネルで温度設定
  • レビュー1,280件・評価4.47

「据え置き型の方がレビューは多いけど、結局スティック型で十分では」と思うかもしれません。実際、鍋さえあれば置き場所を選ばずに使える身軽さは、キッチンが狭い一人暮らし・二人暮らしほど効いてくるメリットです。

スティック型・コスパ重視:スリム型低温調理器

同じくスティック型で、価格を抑えたモデルです。

向いている人:まず低温調理を試してみたい人。価格を抑えてスティック型を試したい人。

向いていない人:ハイパワーでの時短調理を求めるなら、1200Wモデルの方が向いています。

スリム型低温調理器(防水仕様・タイマー・温度設定対応)

スリム型低温調理器(防水仕様・タイマー・温度設定対応)

参考価格: ¥10,800前後

  • スリムなスティック型で場所を取らない
  • 防水仕様・タイマー・温度設定に対応
  • レビュー385件・評価4.53

1万円前後でスティック型を試せるのは、初めて低温調理に挑戦する人には十分な選択肢だと思います。

比較表

商品タイプ価格レビュー実績
ビタントニオ ヨーグルトメーカー据え置き型¥7,920前後1,982件・4.67
1200Wハイパワーモデルスティック型¥15,980前後1,280件・4.47
スリム型低温調理器スティック型¥10,800前後385件・4.53

低温調理の基本の流れ

タイプが違っても、低温調理そのものの基本的な流れはどちらも共通しています。

  1. 食材をジップ袋や真空パックの袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封する
  2. 設定した温度のお湯に沈める(スティック型は湯煎に、据え置き型は専用容器に)
  3. レシピ通りの時間、そのまま加熱を続ける(鶏むね肉なら1〜2時間程度が目安になることが多い)
  4. 取り出したら、フライパンで表面だけ軽く焼き目をつけると香ばしさが加わる

温度と時間さえ守れば、途中で様子を見る必要がほとんどないのも低温調理の楽なところです。放っておける時間に他の作業ができるのは、地味に大きなメリットだと感じています。

よくある疑問

低温調理は本当に鶏むね肉が美味しくなる?+

実際に試した実感として、パサつきがちな鶏むね肉が驚くほどしっとり仕上がります。温度を細かく管理できることが、この仕上がりの決め手になっているようです。

スティック型と据え置き型、結局どちらを買えばいい?+

低温調理をメインに、手持ちの鍋を活かして場所を取らずに使いたいならスティック型。ヨーグルトや甘酒など発酵食品にも手を広げたいなら据え置き型が向いています。目的をどこまで広げたいかで決めるとよさそうです。

食中毒などの衛生面は大丈夫?+

低温調理は食材の中心温度と加熱時間の両方が重要とされています。レシピに記載された温度・時間をきちんと守ることが前提になるので、自己流でアレンジしすぎないことが安全に楽しむコツのようです。

置き場所が心配。どれくらいのスペースが必要?+

スティック型は手持ちの鍋を使うため、調理時以外は収納にしまえてほぼ場所を取りません。据え置き型は専用容器が必要な分、常設スペースを考えておく必要があります。

まとめ

低温調理器を探していたはずが、実際に売れ筋を見てみると、ヨーグルトメーカー兼用の据え置き型が上位に来ていたのは正直意外でした。サラダチキンやローストビーフだけでなく発酵食品も作りたいなら据え置き型、置き場所を選ばず本格的な温度管理をしたいならスティック型、という住み分けになりそうです。

一人暮らしを始めたときに家族から道具を譲り受ける人も、同棲を機に新しく揃える人も、低温調理の入り口はそれぞれ違うと思います。次にしっとりした鶏むね肉を食べたくなったとき、あなたのキッチンにはどちらのタイプが似合いそうですか?